業種別のシステム
洋菓子店のクリスマスケーキ予約管理|日ごとの数とプレートの文字を間違えない
2026.10.30
Mock
11月20日、街の洋菓子店です。左のスマホは LINE で受付の知らせを受けたお客様です。受け取りの日、大きさ、ネームプレートの文字を入れて支払うと、右の店の画面に並びます。24日はあと3台です。「ほかのお客様が予約する」を押して60台に達すると、24日は選べなくなります。
Customer
山本さんのスマホ(LINE)
クリスマスケーキのご予約を承ります。
- 商品
- 苺のショートケーキ
- 4号
- 3,800円
- 5号
- 4,800円
- 6号
- 5,800円
- 受け取り
- 12月23日〜25日 店頭
- 締め切り
- 12月20日
Shop
店の管理ページ
日と大きさごとの数(そのまま仕込みの数)
| 4号 | 5号 | 6号 | 合計 / 上限 | |
|---|---|---|---|---|
| 12/23 | 8 | 14 | 5 | 27 / 40 |
| 12/24 | 17 | 29 | 11 | 57 / 60 |
| 12/25 | 9 | 16 | 6 | 31 / 50 |
新しい予約とプレートの文字
- 12/24木村様 5号プレート:メリークリスマスLINE・支払済
- 12/23林様 4号プレート:Merry Christmas ゆい電話
- 12/24清水様 6号プレート:なし※ 卵アレルギーLINE・支払済
洋菓子店のクリスマスケーキは、受け取りが3日間に分かれ、日ごとに作れる数が決まっています。LINE で予約を受けて、日ごとの数とネームプレートの文字まで管理する仕組みを設計してみます。
以下は実在の店舗の事例ではありません。よくある条件を置いたものです。
洋菓子店のクリスマスケーキ予約は、予約用紙と電話で回っている
街の洋菓子店を考えます。
クリスマスケーキの受け取りは、12月23日・24日・25日の3日間です。
ケーキの大きさは3種類あります。4号、5号、6号です。
予約は、店頭の予約用紙と電話で受けます。
予約用紙には、名前、電話番号、受け取りの日、大きさ、ネームプレートの文字を書いてもらいます。
電話の予約は、スタッフが同じ用紙に書き込みます。
flowchart TD
A["店頭の用紙と電話"] --> B["予約用紙の束"]
B --> C["日ごと大きさごとに数える"]
C --> D["仕込みの数を決める"]
クリスマスケーキは、日ごとに作れる数が決まっている
1日に用意できる数は、冷蔵庫に入る数で決まります。
この店では、こう決めています。
| 受け取りの日 | 用意できる数 |
|---|---|
| 12月23日 | 40台 |
| 12月24日 | 60台 |
| 12月25日 | 50台 |
3日間で、合わせて150台です。
予約は24日に集まります。
用紙の束をめくって数えるまで、24日があと何台受けられるかが分かりません。
数えてみて60台を超えていたら、お客様に電話します。23日か25日に替えてもらえないか、お願いします。
ネームプレートの文字は、電話だと聞き間違える
ネームプレートには、チョコレートで文字を書きます。
「メリークリスマス ゆいちゃん」のような文字です。
名前は、ひらがな、カタカナ、漢字で書き分けます。電話で聞くと、どれかが分かりません。
「ゆい」なのか「ユイ」なのか。聞き直さないと、違う文字のケーキができます。
用紙に手で書いた文字も、読み違えることがあります。
クリスマスケーキの予約を LINE で受け付ける
- 店の LINE 公式アカウントをつくります。11月から、店頭とレジ横にチラシを貼ります。チラシの QR コードから友だちになれます
- 予約の受付が始まったら、LINE で知らせます。ケーキの写真、大きさごとの値段、締め切りが一度に伝わります
- お客様は LINE から予約画面を開きます。受け取りの日、大きさ、数を選びます
- ネームプレートの文字は、お客様が自分で入力します。アレルギーもここで書いてもらいます
- 支払いは予約のときに済ませます
flowchart TD
A["LINE で受付を知らせる"] --> B["受け取りの日を選ぶ"]
B --> C["大きさと数を選ぶ"]
C --> D["プレートの文字を入れる"]
D --> E["その場で支払う"]
受け取りの日は、残りがある日だけ選べます。
24日が60台に達したら、24日は選べなくなります。23日と25日は、そのまま選べます。
お客様に電話して、日を替えてもらう必要がなくなります。
ネームプレートの文字は、お客様が入れたものがそのまま残ります。聞き間違いも、読み違いもありません。
支払いが済んでいるので、受け取りは名前の確認だけです。24日の店頭で、お釣りのやり取りがなくなります。
クリスマスケーキは、連絡なしで取りに来ない人が毎年出ます。25日を過ぎると、売り先がありません。
先に払ってもらえば、連絡なしで来ない人はほぼいなくなります。
電話でしか頼まないお客様もいます。この場合は、店が管理ページから代わりに入力します。LINE からの予約と、同じ一覧に並びます。
予約システムなら、仕込みの数がその場で分かる
予約をシステムで管理すると、日ごと・大きさごとの数がいつでも出せます。
| 受け取りの日 | 4号 | 5号 | 6号 |
|---|---|---|---|
| 12月23日 | 12台 | 20台 | 8台 |
| 12月24日 | 18台 | 30台 | 12台 |
| 12月25日 | 15台 | 25台 | 10台 |
この表が、そのまま仕込みの数になります。
用紙の束をめくって数える必要はありません。
ネームプレートの文字も、受け取りの日ごとに一覧で出せます。書く担当の人は、一覧を見ながら書くだけです。
flowchart TD
A["予約の記録"] --> B["日と大きさごとの数"]
B --> C["仕込みの数を決める"]
C --> D["プレートの文字の一覧"]
D --> E["一覧を見て書く"]
受け取りの前の日には、LINE で知らせを送れます。「明日 12月24日 は、ご予約のケーキのお受け取り日です」のような知らせです。
来年の11月には、今年頼んだ人へ先に受付を知らせられます。
予約画面と管理ページ
| 誰が使うか | 画面 |
|---|---|
| お客様 | 受け取りの日/大きさと数/ネームプレートの文字/アレルギー/支払い |
| 店 | 日ごとの上限/締め切り/電話の予約の入力/日と大きさごとの数/プレートの文字の一覧 |
どこを作って、どこを繋ぐか
flowchart TD
subgraph build["つくるところ"]
A["予約画面と管理ページ"]
B["日ごとの上限"]
C["予約の記録"]
end
subgraph connect["つなぐところ"]
D["決済サービス"]
E["LINE 公式アカウント"]
end
A --> B
B --> C
A --> D
C --> E
D ~~~ E
LINE と決済は、既にあるサービスを使います。
知らせを送るのは LINE 公式アカウントです。支払いは決済サービスが受けます。
作るのは、予約画面と管理ページ、日ごとの上限、予約の記録です。
日ごとの上限、大きさの種類、締め切りは、店ごとに違います。仕込みの数とプレートの文字の一覧も、予約の記録から作ります。
和食店のおせちの予約も、同じ仕組みで受けられます。
まとめ
- 洋菓子店のクリスマスケーキは、受け取りが3日間に分かれ、日ごとに作れる数が決まっている
- 予約用紙と電話だと、日ごとの残りが数えるまで分からない。ネームプレートの文字も聞き間違える
- LINE で予約を受けると、残りがある日だけ選べる。プレートの文字はお客様が自分で入れる
- 予約のときに支払いを済ませる。受け取りは名前の確認だけになり、連絡なしで来ない人も出ない
- 日ごと・大きさごとの数が、そのまま仕込みの数になる。プレートの文字も一覧で出せる
- LINE と決済は既にあるものを使う。日ごとの上限と予約の記録は作る
※ これは想定です。実在の店舗の事例ではありません。