業種別のシステム
飲食店のおせち予約管理|LINE と事前決済で、電話と紙の台帳をやめる
2026.10.30
Mock
11月10日、席数30席ほどの和食店です。左のスマホは LINE で受付の知らせを受けたお客様です。数と受け取りの時間帯を選び、その場で支払うと、右の店の画面に予約が並びます。電話で受けた予約は、店が入れると同じ一覧に並びます。50個に達すると、受付が自動で止まります。
Customer
山本さんのスマホ(LINE)
今年もおせちのご予約を承ります。
- 商品
- 三段重(3〜4人前)
- 値段
- 32,400円
- 数
- 50個限定
- 締め切り
- 12月20日
- 受け取り
- 12月31日 10:00〜17:00 店頭
Shop
店の管理ページ
予約44 / 50個
締め切り12/20
受付中
新しい予約
- 13:00木村様 三段重 1個LINE・支払済
- 11:00林様 三段重 2個※ 数の子抜き電話
- 15:00清水様 三段重 1個LINE・支払済
人気の和食店のおせちは、電話と紙の台帳で受け付けていることが多いです。LINE で先に知らせて、予約と支払いまで済ませる仕組みを設計してみます。
以下は実在の店舗の事例ではありません。よくある条件を置いたものです。
和食店のおせち予約は、電話と紙の台帳で回っている
席数30席ほどの和食店を考えます。
おせちは毎年50個限定です。受け取りは12月31日、店頭だけです。
告知は店頭の貼り紙と、常連客への口頭です。
予約は電話で受けます。12月に入ると、1日に10件ほどかかってきます。
電話は仕込みや営業の最中にも鳴ります。
受けた予約は紙の台帳に書きます。名前、電話番号、数、受け取りの時間です。
12月31日の前に、台帳から受け取りの伝票へ書き写します。
flowchart TD
A["電話で予約"] --> B["紙の台帳に書く"]
B --> C["伝票へ書き写す"]
C --> D["12月31日に店頭で渡す"]
書き写すたびに、日付や数の間違いが入ります。
12月31日は50人が店に来ます。支払いもその場です。お釣りを用意しておく必要があります。
年が明けると、台帳はしまわれます。誰がおせちを頼んだかは、次に使われません。
季節の商品は、おせちだけです。電話と台帳の手間を考えると、年に何度も出せません。
おせち予約を LINE と事前決済で受け付ける
-
店の LINE 公式アカウントをつくります。店頭とレジ横に、商品の写真を載せたチラシを貼ります。チラシの QR コードから友だちになれます
-
商品の受付が始まったら、LINE で知らせます。商品、値段、締め切り、受け取りの日が一度に伝わります
-
お客様は LINE から予約画面を開きます。数と受け取りの時間帯を選びます
-
支払いは予約のときに済ませます。カードやスマホ決済が使えます
-
当日は名前を伝えて受け取るだけです
flowchart TD
A["チラシで友だち登録"] --> B["LINE で受付を知らせる"]
B --> C["予約画面で数と時間を選ぶ"]
C --> D["その場で支払う"]
D --> E["当日は店頭で受け取る"]
12月31日にお釣りを用意する必要はありません。受け渡しは名前の確認だけになり、1人あたりの時間が短くなります。
お弁当を自分から店に頼むのは、気が引けます。頼めるのか、いくらなのか、いつまでなのか。電話で聞く必要があるからです。
LINE の知らせには、値段と締め切りが書いてあります。お客様は聞かずに、そのまま頼めます。
電話でしか頼まない常連客もいます。この場合は、店が管理ページから代わりに入力します。
入力した予約は、LINE からの予約と同じ一覧に並びます。台帳は1つです。
予約システムがあれば、テイクアウトの季節企画を年に何度も出せる
電話を受ける手間と、書き写す手間がなくなります。
予約の受付は、商品と締め切りと作る数を決めれば始められます。おせち以外の企画も出せます。
| 時期 | 企画 |
|---|---|
| 2月 | 恵方巻 |
| 3月 | ひな祭りのちらし寿司/お花見弁当 |
| 5月・6月 | 母の日・父の日の御膳 |
| 5月・10月 | 運動会のお弁当 |
| 8月 | お盆の仕出し |
| 12月 | おせち |
お花見弁当と運動会のお弁当は、雨で予定がなくなることがあります。
連絡なしで取りに来ない人が出ると、作ったお弁当はその日のうちに売り先がありません。
先に払ってもらえば、連絡なしで来ない人はほぼいなくなります。
LINE でつながっていると、店を思い出してもらえる
予約をシステムで管理すると、誰が何を頼んだかが残ります。
去年おせちを頼んだ50人には、今年の受付を先に知らせられます。
恵方巻を頼んだ人には、お花見弁当の受付を知らせられます。
flowchart TD
A["おせちの予約"] --> B["頼んだ人の記録"]
B --> C["恵方巻を先に知らせる"]
C --> D["お花見弁当を知らせる"]
D --> E["次のおせちを先に知らせる"]
企画のたびに、LINE が届きます。
しばらく店に来ていない人にも届きます。知らせを見て、ふと店を思い出します。
お弁当を頼まなくても、また食べに来るきっかけになります。
予約画面と管理ページ
| 誰が使うか | 画面 |
|---|---|
| お客様 | 商品と数/受け取りの日と時間帯/アレルギーと要望/支払い |
| 店 | 受け取りの時間帯/締め切りと作る数/電話の予約の入力/受け取りの一覧 |
予約画面では、アレルギーと要望を先に書いてもらいます。「えびを抜いてほしい」「のし紙をつけてほしい」などです。
受け取りの時間帯は、お客様が選びます。たとえば12月31日の10時から17時まで、30分ごとです。
店は管理ページで、受け取りの時間帯を決めます。
誰が何時に来るかが、先に分かります。
作る数も管理ページで決めます。50個に達したら、予約画面の受付が自動で止まります。
締め切りの日を過ぎたときも、同じように止まります。
12月31日の朝には、受け取りの一覧を時間帯ごとに出せます。アレルギーや要望のある予約には印がつきます。
どこを作って、どこを繋ぐか
flowchart TD
A["お客様と店の画面"]
subgraph build["つくるところ"]
C["予約画面と管理ページ"]
D["商品と受け取りの時間帯"]
E["予約の記録"]
end
subgraph connect["つなぐところ"]
G["決済サービス"]
F["LINE 公式アカウント"]
end
A --> C
C --> D
D --> E
C --> G
E --> F
G ~~~ F
LINE と決済は、既にあるサービスを使います。
知らせを送るのは LINE 公式アカウントです。支払いは決済サービスが受けます。
作るのは、予約画面と管理ページ、商品と受け取りの時間帯、予約の記録です。
受け取りの時間帯、締め切り、作る数は、店ごとに違います。誰に何を知らせるかも、予約の記録が無いと決められません。
和食店以外の季節の企画
同じ仕組みは、季節の商品を出す店ならどこでも使えます。変わるのは商品だけです。
| 業種 | 季節の企画 |
|---|---|
| 洋食・ビストロ | お花見弁当/運動会のお弁当/母の日・父の日のオードブル/クリスマスのチキンとオードブル/年末のオードブル |
| 洋菓子店 | バレンタイン/ひな祭りケーキ/母の日ケーキ/クリスマスケーキ |
| 焼き鳥・居酒屋 | お花見の盛り合わせ/運動会のお弁当/お盆のオードブル/年末のオードブル |
| うなぎ店 | 土用の丑のうな重 |
| そば店 | 年越しそば |
まとめ
-
和食店のおせちは、電話と紙の台帳で受けることが多い。手間がかかるので、季節の商品はおせちだけになる
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LINE で先に知らせると、値段と締め切りが伝わる。お客様は電話で聞かずに頼める
-
予約のときに支払いを済ませる。当日のお釣りが要らない。お花見や運動会のお弁当でも、連絡なしで来ない人が出ない
-
受け取りの時間帯、締め切り、作る数は管理ページで決める。電話の予約も店が入力して、同じ一覧に並べる
-
手間が減るので、季節の企画を年に何度も出せる
-
LINE でつながっていると、しばらく来ていない人も店を思い出す
※ これは想定です。実在の店舗の事例ではありません。